3DCG制作向けのPCとは

PPW_memori500以前3DCGについて記事を書きましたが今回は要求されるPCのパーツについて簡単に書いてみます。
これから3DCG制作用PCを買おうとしている人は参考にしてください。

CPU
アニメーションのCGをレンダリングしたことがある人はわかると思いますがレンダリングは大変です。何が大変かというとレンダリング終了を待つのが大変です。ただそれだけです。
そのためポリゴン数を減らしたり、コンポジット側に作業を分担させるなどいろいろな工夫をします。

少しでもレンダリングを速くしたいなら、ひたすらCPUを強化しましょう。レンダリングはレンダラーというソフトウェアが担当するのでCPUが処理をするからです。
PCが余っているなら複数PCでレンダリングを分散させてもいいです。分散レンダリングとかネットワークレンダリングなどと言います。

メモリ
ポリゴンやオブジェクトを大量に作成する場合はメモリを強化しましょう。メモリが少ないとCG制作を進めていくうちに動作がもっさりしてきます。個人的には3DCGでの恩恵より、After EffectsのRAMプレビューでかなり助かっています。

またレンダリングに何日もかけるような場合はECCメモリにすると安心です。高価ですがエラー訂正機能があるのでレンダリングで待っている間の安心の度合いが違います。
ECCメモリの場合、CPUはCore iシリーズでなくXeonにする必要がありますので気を付けましょう(昔はCore iでもECCメモリに対応していたようですが)。AMDならOpteronです。

グラフィックボード
レンダリングというとひたすら待機して完了を待つイメージがあるかもしれません。しかし実はレンダリングさせていなくても、普通にCGをモデリングしているときでもレンダリングは行われます。
これは”リアルタイムなレンダリング”といって、CPUでなくGPU、つまりグラフィックボードが担当します。ハードウェアレンダリングということもあります。一方先ほど述べた通常のレンダリングはソフトウェアレンダリングといいます。

つまりCG作成中の操作画面でサクサク動かしたいならCPUでなくグラフィックボードを強化しましょう。できればRadeonやGeForceでなくQuadroやFireProにしてください。これらはOpenGL(3DグラフィックのAPI)に最適化されています。

OS (Windows/Mac)
WindowsかMacかはどちらでもいいです。しかしMacは一般に値段が高いので、コストパフォーマンス的にはWindowsがいいでしょう。CGソフトによってはプラグインの多さに違いがあるみたいですので気を付けてください。

OS (32bit/64bit)
OSが32bitだとメモリを4GB以上積んでも認識されません。OSを買うときは64bit版にしてメモリを大量に搭載しましょう。Macの場合は10.7(Lion)あたりから完全に64bitに移行しているはずなので気にしなくていいです(32bit OSを販売していないという意味)。

またソフトによっては64bit OSでのみ動作するものがあります。例えばAdobeのAfter EffectsやPremiereはCS5以降は32bit OSでは動作しません(CS5の発売時はなんとCS4の32bitインストールディスクが同梱されていました。)

32bit版と64bit版のどちらも用意されているソフトでも、できるだけ64bit版をインストールすることを勧めます。実際、Shadeの32bit版ではエラーが頻発していたのにShadeの64bit版にしたら解決したという話を聞いたことがあります。

どこで買うか
PCの自作が得意な方は個別にパーツを買ってきて組み立ててもいいでしょう。私は過去にトラウマがあるのでCG制作向けに最適化されたPCを買うようにしています。たとえば下記の通販サイトです。

この方が自作より安心ですし、なによりも楽です。自作だと不具合があった時に何が問題なのか調べるだけで苦労しますし、その時間がもったいないです。

もしくはMac Proを買ってしまうのもいいでしょう。黒い筒のことです。価格は高いですがまさにCGクリエイター向けのハイスペックなマシンです。